以前、同番組に出演した際、菊地は“どうすればバラエティ番組で活躍できるのか”について日々研究していると語っていた。自分の出た番組は必ずチェックし、どこが使われていたのかを調べ、今後の糧にするため、最低でも10回は見
ているというのだ。もしかしたら、そんな研究熱心な菊地のことだから、今回の涙騒動も1つの作戦だったのかもしれない。どうすれば映るのかを考えた結果、あまりトークが受けなかった場合の対応策として涙という武器を用意して
いた可能性はある。そしてもし本当に涙が菊地の奥の手だとしたら、大したものである。もちろん本当のところはわからないが、それだけのことをしなければ、アイドルとしての人気や実力がAKBグループやももクロに及ばないなが
ら、これだけバラエティで活躍するのは難しいだろう。また、たとえ涙が計算外のものだとしても、それはやはり彼女のバラエティに対する思い入れの強さの証でもある。そうした気持ちを持っている以上、今後も彼女はバラエテ
ィで活躍し続けるだろう。
（文＝峯尾／http://mineoneo.exblog.jp/）
著書『松本人志は夏目漱石である！』（宝島社新書）